限界集落旅の名言

限界集落等の過疎地に住む人生の先輩方から「人生訓」を収集する旅

限界集落旅プロローグ

あまりはっきりとは覚えていないけれども、たしか2014年頃。

当時の僕の年齢にして27歳くらいのとき2社目の会社をクビになった。

 

クビの原因は簡潔いうと「僕が仕事ができなかった」からだ。

 

1社目で「どうしようもない」とつぶやかれ

2社目で「君にはがっかりした」と告げられ

身近な人に「あいつはなんでダメなんだろうか」と嘆かれて。

 

たとえこれから就職活動に励み再就職したところで、またクビになるのだろうな。

などと考え僕はますます落ち込んでいた。

 

しかし、不思議と世の中にはそんな人間を面白がる人もいるようである。

ある人の力によりぐったりとした状態で水揚げされた僕は牛乳配達会社の社長さんと引きあわされた。

この人は巷で「破天荒な社長」と呼ばれているらしく名前を増富忠義という。

 

増富社長は「君が仕事ができない理由は社会のイロハを知らないからだ」と語る。

そして「かつて私は牛乳配達を通じてお客様から知恵をいただいた。君も日本各地を回っていろんな人生の先輩たちに会い、知恵をもらってくるといい」

と僕に限界集落旅を提案した。

 

僕は「ロクに仕事もできへん人間がそんな旅できんのかい」

と思いながら増富社長から借りたホンダのアクティに乗って出発した。

 

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