限界集落旅の名言

限界集落等の過疎地に住む人生の先輩方から「人生訓」を収集する旅

限界集落の旅-栃木県日光市の串焼き屋で対物事故を起こした-

栃木県日光市限界集落に人生の先輩にこれまでの人生経験や生きるための知恵などを聴いて回った。夜も更けてきたので何か食べてから帰ろうと思い、

日光市の串焼き屋に立ち寄った。

 

10台くらい停められる駐車場に入りバックで駐車しようと開いてるスペースを探した。

運転技術に自信が無いから普段はバック駐車をあまりしないし、真っ暗だから気をつけねばと思っていた。

思っていたが

 

『ゴリっ』

 

後ろから鈍い音が聞こえて、車の動きが遅くなった。

なんでこんな暗がりで不慣れなバック駐車をしようと思ったんやろう、とゲンナリしながら車を降りて被害の状況を確認。

 

僕が停めようと思っていたスペースには別の車が駐車してあり、その車のフロント部分に右斜め45度くらいの角度でこちらの車が接触していた。時計の針でいうと『2時30分』の形になっていた。

ゆるゆるとバックしたため大きくへこんだりはしていなかったが、相手の車のフロント部分には縦に数センチ程度の傷ができていた。

 

「このまま黙って走り去ればバレないんじゃないか?」

心の中のワルい人が囁いた。

「誰も見ていないんだしこのまま帰れば誰にも気づかれないんじゃないか?ぶつかられた車の持ち主は気づくだろうけど、この程度の傷なら1週間もすれば車体に馴染むんじゃないか」

 ワルい人が理詰めで外堀を埋めてきた。

でも、それに屈してしまったら日々先人の知恵を聴いて、為になるな、と思っている清らかな心を否定てしまうことになるから正直に謝ることにした。

 

お店に入り、車をぶつけました、と 事情を説明した。

店内には数名の男性客がいて、ぶつけた?誰のだ?俺のか?どんな状況?と不穏な空気になってしまた。

 

ざわついた後、ぶつかった車の持ち主はお店のおかみさんだとわかった。一緒に車の傷を確認してもらい車屋さんを呼んだ。

「せっかく、ご飯を食べに来たのに大変なことになっちゃったね」

ぶつけた犯人を気遣う優しさが申し訳ない。車屋さん曰く、傷は小さいが相手の車のナンバープレートにまで傷がついてるからプレート取り替えになるのではないかという話をしている。

後日、事故報告書を書き、その後は保険会社と車屋さんを介して事故の処理することになり、この夜の事故の話が一通り収まった後、車屋さんとお店の料理人(息子さん)と僕の3人で食事をした。

 

車屋さんと、この店の料理人さんが学校の先輩後輩の関係だという話を聞いたり穏やかな事故後の時間を過ごした。

 

これが人を轢いていたり車を大破させていたりしたら、こうはならなかったかな、不幸中の幸いか、と思いながらご飯を食べた。焦ったのかほっとしたのか、この時何を注文したか忘れたが美味しかった。車は借り物のため、借主に平謝りした。

今後、気をつけよう。

 

次回:街中の限界集落『多摩ニュータウン』の人達に人生についてインタビューした(1)

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