限界集落の旅-兵庫県篠山市編(1)アートイベントに遊びに行く-
前回の続き:京都府相楽郡和束町を訪れた僕は現地でガラスに向き合う作家さんに出会った。2017年9月に兵庫県の篠山市でアートイベントに参加するという話を聞き「遊びにいきます」と僕は約束したのだった。
▼前回の記事▼
2017年9月15〜18日22〜24日に兵庫県篠山市の城下町で「いらか」というアートイベントが行われた。電車とバスを乗り継いで京都から兵庫県篠山市へ。
古民家が並ぶ雰囲気は京都に似ているようだが、「ウチが都や!」と言わんばかりのプライドや敷居の高さは感じさせなかった。
イベントを見て回る
イベント会場では作家さんごとの展示スペースが古民家内に割り振られていた。
大きい民家だと3人くらいの人が展示スペースを共有していた。
出店している人も若者から人生の先輩方まで幅広く、中には胸元バックリなTシャツに黒いジャケットを羽織り、髪型をバシッと固めたイケてる男性が若い女性にハキハキと作品を解説している様子も見られた(うろ覚えですが)。
ガラス作家さんとの再開
イベントマップを見ながら会場をうろついていると前回、京都府の集落で出会った児玉みのりさんの展示スペースにたどり着いた。
わざわざ来てくれてありがとうといわれ、色んな作品を見せていただいた。
20年間妖怪を描き続けている作家さん
「なんか面白い活動をしている人がきたよ」と児玉みのりさんに紹介されて
同じ展示スペースにいらしゃった「かなめみお」さんという作家さんと会った。
20年以上妖怪(かわいい)の同人誌を描き続けている人でこの日はかわいらしい妖怪の人形も販売されていた(写真は撮り忘れました)。
「100年生きた猫はしっぽが二股に分かれるのよ」という妖怪まめ知識を聞いて、それではお土産にとしっぽが二股に分かれた猫又(ねこまた)のストラップを購入。
この猫又は後に猫好きな人へのプレゼントになる。
「篠山市は過疎化が進んでいるけど結構前向きな過疎地。商売がうまくいってないなら芸術家でも呼んで地域おこししちゃえってなる」とのこと。
集落巡りをしていて後に気づくのだが、限界集落や過疎地でも前向きな地域と後ろ向きな地域がある。もちろん前向きな地域であっても住民によっては後ろ向きな人や開き直っている人、俺たちは大丈夫だと豪語する人など様々だが。地方へ移住を考えている人はこの地域の温度をしっかりと見極めた方が良いとおもわれる。
かなめみおさんとしばらく話をし「兵庫県で限界集落って言えば...過疎地なら後川(しつかわ)や大芋(おくも)なんかがいいかもね」と情報をいただいた。
イベントも終了の時間が近づき、児玉さん、かなめさんにお礼を言いイベント会場を後にした。
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集落巡りのYOUTUBEもやってます。