限界集落の旅
前回までのあらすじ:滋賀県の杉野にある集落で『教育』『教養』についての名言を聴いた後、土蔵鉱山で雪化粧をした廃墟を見学。寒さのため足元からキンキンに冷えた。体を恢復させるため車中泊ではなく宿に泊まろうと『樹庵』という小学校を改造した宿舎に…
前回からの続き:東京から滋賀県に向かう道中の静岡県で車中泊をしたものの、忘れ物をして東京に逆戻りする羽目になった。忘れ物を取り、改めて滋賀県を目指した。 ▼前回の記事▼ genkaishuraku.hatenablog.com 朝から東京の高速道路は混んでいた スーパーホ…
前回までの続き:徳島県美馬郡つるぎ町にある地蔵寺というお寺でご住職から、人とはなんどや、人生とはなんぞや?ということを聴いて勇気が湧いた僕は、ご住職の勧めで、物知りなガソリンスタンドのオーナーに会いに行った。 ▼前回の記事▼ genkaishuraku.hat…
前回からの続き:徳島県美馬郡つるぎ町を訪れた僕は初めての車中泊をした。外気温は4℃。深夜になるにつれてどんどん温度が下がる山中で果たして無事に過ごせたのか。 ▼前回の記事▼ genkaishuraku.hatenablog.com お婆さんの格言集 「この歳になってようやく…
前回までの続き:鳥取県智頭町板井原集落で物思いにふけった。2018年の3月頃、次の目的地は徳島県美馬郡のつるぎ町に決めた。 ▼前回の記事▼ genkaishuraku.hatenablog.com ▼目次▼ つるぎ山系について 徳島県美馬郡つるぎ町 阿波忌部(あわいんべ)の地 トリ…
前回からの続き:大阪府の千早赤阪村や和歌山県の北山村に行き、人のやさしさに触れて少しずつ自分の気持ちが前向きになっているのを感じ始めた僕は鳥取県の智頭町にある板井原集落に向かっていた。しかし旅を続けるうちに何か自分の内部に淀みのようなもの…
前回までの続き:僕は千早赤阪村の二河原邊集落で地元歌手『ツルビル』による高齢者へのクリスマスライブに参加した。今回は千早赤阪村をちょっとぶらついたときに地元中学校の元校長先生から教育の何たるかを聴いた話。 ▼前回の続き▼ genkaishuraku.hatenab…
前回の続き:千早赤阪村(中津原集落)で開催された高齢者主催のクリスマスパーティに参加した僕。パーティ後、村内の飲食店で出会った地域おこし協力隊の方に村内の二河原邊(にがらべ)集落のクリスマスパーティにも呼ばれ参加することになった。このクリス…
前回の続き:2017年秋の深まる大阪府の千早赤阪村でエロ本を見つけた僕は地元議員さんの案内で千早赤阪村の村カフェで行われるクリスマスパーティに参加させてもらうことになった。 ▼前回の記事▼ genkaishuraku.hatenablog.com 目次 クリスマスパーティ…
前回の続き:京都府福知山市に行った2017年の秋ごろ「一冊の絵本のような村」というキャッチコピーがつけられた大阪府南河内地域の千早赤阪村に向かっていた。 ▼前回の記事▼ genkaishuraku.hatenablog.com 「一冊の絵本のような村」 大阪府の南部とは思…
最近の話:インスタグラムで旅の様子を配信していたら、滋賀県の民泊オーナーからメッセージが来た。せっかくだからその民泊に行ってみた。 【目次】 インスタで嬉しいメッセージが送られてきた 滋賀県の民泊「キシダハウス」に到着 オルゴナイトをつくろう …
▼今回の目次▼ 集落の風景 第一村人に会う おやっさんの価値観「しゃあないやん」 「あれくらいしかムリや、人間の抵抗は」 「そら、あんな罠にひっかからへんよ。鹿、知っとるもん」 健康の秘訣 「便利な生活は裏を返せば体をくたばらせる」 「癌になった瞬…
前回の続き:先人たちの知恵を拝聴するため兵庫県篠山市の後川(しつかわ)でブルドーザーのような男性に人生の何たるかを教えていただいた。続いて篠山市の大芋(おくも)を訪れた。 カカシのある風景 風景 「年金もらって農作業。ちょっと力の入った趣味で…
前回の続き:兵庫県篠山市の過疎集落である後川(しつかわ)を訪れた。雨の中、たどり着いたドライブイン後川で農家兼ドライブイン兼、色々やってこられたブルドーザーみたいな男性に会い話しを伺うことにした。 後川のブルドーザーさん(60歳男性)が語る人…
前回の続き:兵庫県篠山市で開催されたアートイベントで出会った、かわいい妖怪作品描いて20年の同人作家かなめみおさんから教えていただいた兵庫県の過疎集落である後川(しつかわ)を訪れることにした。 ペーパードライバーだけど車で過疎集落へ 後川に到…
前回の続き:京都府相楽郡和束町を訪れた僕は現地でガラスに向き合う作家さんに出会った。2017年9月に兵庫県の篠山市でアートイベントに参加するという話を聞き「遊びにいきます」と僕は約束したのだった。 イベントを見て回る ガラス作家さんとの再開 20年…
前回の続き:先人たちの教えを拝聴しに限界集落へ旅立った僕。京都府相楽郡和束町にたどり着いて第一集落人に話しかけたところ第一声を選び間違えて怪訝な顔をされてしまった。 米を作るおじいさん 草むしり中のおばさまに出会う ガラス作家さんに会う 鋼の…
前回の続き:限界集落を旅する練習をした半人前社会人。ビクビクしながら重い腰を上げて限界集落へ旅立つ…? 旅の注意点を聞いた 旅の前のありがたい話 和束町へ出発 和束町からの風景 集落の人に話しかける 旅の注意点を聞いた genkaishuraku.hatenablog.com…
【前回からの続き】 限界集落に住まう人たちから「生きるための知恵」を拝聴する旅に出ることになった僕。最初の行き先はいずこへ。 僕がいきなり限界集落巡りの旅に出たところで、知らない土地で初対面の人に話しかけるのは辛かろう、という知人と一緒にま…
あまりはっきりとは覚えていないけれども、たしか2014年頃。 当時の僕の年齢にして27歳くらいのとき2社目の会社をクビになった。 クビの原因は簡潔いうと「僕が仕事ができなかった」からだ。 1社目で「どうしようもない」とつぶやかれ 2社目で「君にはがっ…